ブログ
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ふるさとの山の木を
青年期まで安曇野の民家で育って松本で暮しているお施主さんが、 ご実家の築120年程の民家を松本に移築して暮したいとのご希望で計画が進んでいる。 今の時期、遠くに雪を纏った北アルプスが望める地に建つ大きな蚕室家屋である。 … -
塩尻峠より
昨日以前お手伝いした諏訪の民家に伺った。 諏訪湖には所々に薄氷が出来かかっていて浮き草の様に波に浮かんでいた。 寒いとはいえ今年は御神渡りはダメだろうと。 帰りの道すがら塩尻峠の展望台に登った。 厳冬の曇り空の下ではある… -
塩尻市N邸進捗状況
11月に上棟式を行ったN邸が、だんだんと形になってきました。 内部は床板を支える根太が組まれ、 フロアラインからの天井高が分かるようになったので(天井はこれ以上張らない)、 空間のスケールが感じられ、生活のイメージがぐっ… -
民家から学ぶもの
古臭いがどこか懐かしい。有ってもいいが無くてもいい。たくましくておおらかだ。 一般的な古い民家のイメージであろう。 でも沢山の民家を見ていると改めて新鮮だと感じる。 民家が普通にあった時代、そこでの暮らしぶりはあたりまえ… -
松本市S邸 外壁左官 ほぼ完了
松本市S邸外壁の左官工事がおおよそ完成し、とうとう足場が取れました。 寒さが本格的になる前にと進めていたのですが、それでも後半は足場の中で暖房を焚きながらの作業になりました。 窓や屋根の周りの細かい隅も、漆喰でできた角も… -
年納めの大掃除
本日、事務所の大掃除を行いました。 かわかみ建築設計室の事務所は大正13年に医院併用住宅として造られた建物を設計事務所として大切に使っております。 大掃除をしていると普段は気にしない当時の造り手の工夫も見え設計冥利に尽き… -
土について
土蔵、土間、土壁、漆喰、三和土などかつては家づくりにはかかせない素材で、人間と土との付き合いは長い。 大地のどこにでもある身近な素材で、無意識にあり、壁も土間も屋根の瓦も器も土で出来ていた。 昨今の家造りは殆どが乾式工法… -
30年ぶりの茅葺
先日、地区の卓球大会に出た。30年ぶりである。 昔取った杵柄とはいえ戦績は推して知るべしである。会場は小学校の体育館。 帰り際、息子の卒業記念にと父兄皆で作った「平出遺跡」の縮小復原家屋の横を通った。 校庭の隅にある茅葺… -
上棟式の餅投げ
先週の日曜に、現在監理中のN邸の上棟式がありました。 昨今では珍しく、二階から餅をまくスタイルで行い、 地域の子どもたちが大勢集まっての大変賑やかで楽しい式となりました。 お施主様のお父様がこのような機会を… -
松本市S邸 外壁左官工事開始
無事揚舞工事が終了した松本市のS様邸ですが、寒くなる前に外側のしっくいを塗れるよう、外壁の工事から進めていました。 そしていよいよ、準備のできたところから左官工事が始まっています。 まずは既存の土壁をできるかぎり生かし、…