ブログ
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御神木
松本北東部の山間地で神社の改築工事が春の完成を目指して進んでいる。地域の人々の心の支えの御神体を祀る器としての本殿や拝殿の改築や境内の整備である。 参道入口の両脇にケヤキの大木が二本控えているが、凄まじい形相で立っていて… -
平出の民家 竣工
以前ブログでご紹介した、平出の民家が12月初旬に竣工しました。 外観はしっくいの白と貫の茶色の対比でメリハリがあり、構造が意匠として美しく現れました。 外観 内部はお施主様のこだわりで収納を広くとったり、クロスや床をかわ… -
竣工お祝い
先日、茅野市で年末に引渡しとなったオフィスの竣工お祝い会がありました。 お施主様は、ご自宅も3年前にかわかみ設計で再生した民家にお住まいの、筋金入りの古民家好きなアメリカ人の旦那様と日本人の奥様のご夫婦で、今回のオフィス… -
来年の年賀状
今年もあとわずかとなった。歳をとると共にやたらと師走が早い。工事完成や暮れの挨拶回り、集金やボーナス、年賀状の手配などまさに師走である。 年賀状の表は、暮れに間に合った自宅近くの築200年越えの本棟造りの再生とした。いく… -
白セメントスプーン仕上げ
松本でクラッシックバレーを指導している先生の住まいの工事が今年の完成を目指して進んでいる。 大きなレッスンルームが付属しているので外壁の仕上げは白で統一して洋風モダンを目指した。既成の壁仕上げでは物足りないので、手作りで… -
神社の屋根葺き
2つの神社拝殿の改築工事が同時に行われてそのお手伝いをしている。 資料をめくったり宮大工さんに相談したりして何とか形になった。 その一つは蓑甲付きの千鳥破風で、もう一つは蓑甲付きの入母屋でいずれも馴染みの形である。屋根葺… -
焼き杉板作り
民家再生で外壁に焼き杉板と漆喰壁にする工事が進んでいる。特別な方法と思いきや、昔から西日本では外壁は焼いた杉で仕上げるのが普通だったらしい。杉の木は日本中何処にでもあり、値段も安く炭の表面なら長持ちもする。かの藤森照信先… -
ただ今民家再生中
いくつかの民家再生の工事がすすんでいる。まず建具を外し、それまでの床や壁を取り除くと古い柱や梁が見えてくる。時にはかなり腐ったり傷んだりしていてビックリしたり呆れられたりするがそれは想定内である。 まずこれらを根継ぎや取… -
案山子が動く?
「高遠は山裾のまち古きまち・行き交う子らの美しきまち」と謳われている城下町で風情がある。仕事に向かう途中の交差点のポケットパークに楽しそうに語らっているかの人々がいた。よく見ると案山子だ。 数日してまた通りかかると動いて… -
民家再生工事の餅投げ
木曽川の源流に沿った山裾に小さな民家集落があり、そこで再生の工事がすすんでいる。昔から家造りでは、建前時には必ず親戚縁者や近所中が集まり、上棟式をしてお餅を投げてお祝いをしたが、今はほぼやらない。民家再生工事でもやらない…