ブログ
-
大衆食堂
先日孫の誕生日のお祝いにと孫の希望である食堂に家族皆で出かけた。そこは昔ながらの安くて上手い大衆食堂である。本当に久しぶりであるが、たくさんのお客さんがいた。 我が家族は全員それぞれ全ての定食を平らげたあと、ソフトクリー… -
冬の北アルプス
北アルプスの麓、白馬でスキー小屋の再生工事が続いている。今年は例年になく15年振りの大雪で仕事も遅れ大変そうである。職人さんは毎日雪かきから始めているという。 しかし毎週監理で白馬の現場の向かう道すがら、途中田んぼの向こ… -
叫び
最近ある茅葺き小屋と土蔵が解体される現場を見た。 茅葺きはかつてお蚕の作業小屋で、土蔵は家財道具や書籍、味噌の収蔵蔵だった。 以前建物の寿命は人の6倍だろうと言ったが、どちらも築100年以上は経って見た目は共に古く見える… -
今年の年賀状
蛇歳の一年が始まった。 お世話になっている先輩からの年賀状にはっとした。 『いい建築は静かです、それは手掛ける人の心根から生まれるのでしょう』という添え書き。 優しく深い言葉である。静かな建築とは何も語らずとも美しい建築… -
暮れの挨拶回り
2024年もあっという間に後わずかとなった。今年は所員も減ったり、仕事もはかどらずできつかった。それでも師走はいつも色々やることがあって気忙しい。 いつも通りに今年住まい造りでお世話になったり、年を越すお宅にと挨拶で廻っ… -
宗賀小学校 開学150周年式典
約9カ月かけて制作された旧洗馬学校の模型を、無事納品しました。 元大工の野村さんによって、材の切り出しから組み立てまで、すべてお一人で完成させた力作です! 本ブログでも何度かご紹介しましたが、旧洗馬学校は現在の宗賀小学校… -
民家の年齢
古民家の価値や今後の使い方での相談が続いている。 先ず現地に行って建物や周辺環境を観察する。その後当事者の話を聞く。そのいいところや魅力的なところを探して持ち主に説明するが、以外と本人は気が付いていない。 古民家は古くて… -
二つの本棟造りの再生
9月、昨年暮れから同時に始まった二つの民家再生の工事がほぼ完了した。 共に明治中期の本棟造りである。少し立ちが高いが内外共に素晴らしい。 設計や工事は建物に敬意を表して丁寧に、心を込めてしかも己を殺して進めるのがモットー… -
居心地のいい消火栓
例年になく猛暑が続いていてたまらない。 仕事の帰り道、村のお寺の道沿いに綺麗に手入れのされたイチイの生垣が続いていた。 その中程に消火栓とホース格納庫が生垣を日除けにしたかのようにチョコンと佇んでいた。この暑さの中でいか… -
水屋箪笥復活
先日引渡しをした東御市の民家では キッチンに水屋箪笥が据えられました。 1年以上前に 松本市波田の移築解体された蔵に眠っていて 譲って頂いたものです。 色が褪せていましたが 塗装屋さんにマットに塗装してもらうと すごくオ…