ブログ
-
水屋箪笥復活
先日引渡しをした東御市の民家では キッチンに水屋箪笥が据えられました。 1年以上前に 松本市波田の移築解体された蔵に眠っていて 譲って頂いたものです。 色が褪せていましたが 塗装屋さんにマットに塗装してもらうと すごくオ… -
初の上棟式
昨日、担当している物件の上棟式が執り行われました。 お施主様のご意向により、地鎮祭に続き品格高い式になりました。 棟梁が手書きで祝詞を用意し、唱和してくださるなど、施工チームの熱意は燃え盛っています。 お施主様、元請業者… -
洗馬学校の模型製作
国宝になった旧開智学校は、明治9年、大工棟梁の立石清重が造った擬洋風建築の代表作であるが、彼は翌年の明治10年には塩尻の洗馬学校と松本の高等師範学校と合わせて「三部作」を造っている。 現存しているものは旧開智学校だけであ… -
民家の相談アレコレ
民家再生の仕事をして40年を過ぎた。勿論新築の方が多いがそれも民家に学ぶ家造りである。今まで450件、内150件程が民家再生で300件が新築となる。『民家レスキュー隊』を名乗ったおかげかここに来て民家の相談が増えた。相談… -
3軒の民家再生
令和4年の暮れに何とか3軒の民家再生工事が終わった。 2軒の本棟造と1軒の大軒造である。 外観は古い民家が少し綺麗になっただけに見えるが、内部はガラッと変わった。 基礎や屋根は勿論、お座敷以外のプランと共に断熱化・耐震化… -
2つの手刻み
今年も師走となり、とにかく一年が早い。 年内に上棟する予定の工事が同時に2物件あるが新年に延びてしまった。今ではめずらしい古材も再利用しながら、無垢の丸太と柱も使い大工さんが伝統的な墨付けと手刻みで丁寧に真剣にすすめてい… -
味噌蔵再生
松本で幕末の慶応四年創業の味噌醸造店がある。広い敷地内には総二階建ての3年味噌蔵があるが、老朽化や腐食も進み、強度不足で危険な建物となっていた。 依然から何かと相談されていたが、限界との判断と国の補助金の助けもあって再生… -
富士見「大軒造り」の民家再生
民家は地方の証明書といわれる。その地域では一様に当たり前の造りをしているが他地域から観ると独特な形で新鮮に映る。調べてみれば、地域での暮らしの中で、自然条件と社会条件によって当然の様に出来上がった貴重な宝だと解る。 今回… -
平出の民家 竣工
以前ブログでご紹介した、平出の民家が12月初旬に竣工しました。 外観はしっくいの白と貫の茶色の対比でメリハリがあり、構造が意匠として美しく現れました。 外観 内部はお施主様のこだわりで収納を広くとったり、クロスや床をかわ… -
竣工お祝い
先日、茅野市で年末に引渡しとなったオフィスの竣工お祝い会がありました。 お施主様は、ご自宅も3年前にかわかみ設計で再生した民家にお住まいの、筋金入りの古民家好きなアメリカ人の旦那様と日本人の奥様のご夫婦で、今回のオフィス…