ブログ
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建築の日本展
茅野で民家再生をやっている施主の依頼で久々に東京は新木場の 古材ストックの様子を見に行った。 せっかくの機会だからと早朝のスーパーあずさに乗って六本木ヒルズの 森美術館でやっている「建築の日本展」を見に行った。 一言で素… -
無意識
木と地域と伝統に拘って、特に民家に拘って設計を続けて、いつの間にか40年。 ところが極まるどころかいつまでも中間点である。 過去は未来のためにある中で、生きる今が一番で、それが新しさで、未来につながる仕事としてやってきた… -
古材のチカラ
木造建築は用と美の空間造りであろうが、文化としてみれば恐らく日本が最も優れているのだろう。 世界中に様々な木造はあるが、其々風土に根着いて長い時間をかけ醸成され、その土地のカタチとして今に至っている。 しかしこの国のよう… -
下山の思想
暮れに五木寛之の「下山の思想」という本を知った。本人の話もTVで聞いた。 自分のことを思えば目からウロコである。 人生の目的があるならまだまだ高みを目指して前に進まなくてはいけないのに、 思うように体は動かず、気力も無く… -
日本の家 1945年以降の建築と暮らし展
東京国立近代美術館で開催中の「日本の家 1945年以降の建築と暮らし展」に行ってきました。 戦後、日本を代表する建築家たちによって建てられたたくさんの住宅が図面や模型、エスキス段階のスケッチ、映像などで紹介されていて、と… -
海野宿にて、 アレックス・カー の講演を聴く
この週末、アレックス・カーさんの講演会があると聞きつけ、東御市まで出かけてきました。 少し早めに到着し、海野宿を見学。町屋と町屋の間で防火壁の役割をする、うだつが特徴的な町並みです。 海野宿は今年で重伝建登録30周年だそ… -
昭和初期の電力事情と建築
先日、富山県の黒部渓谷に行きました。 黒部渓谷を走る黒部渓谷鉄道は、元は黒部渓谷での水力の発電所建設の為の輸送手段でしたが、今は渓谷の観光の用に供していて、トロッコ電車の愛称で親しまれています。 黒部ダムと聞いて思い出す… -
逃げと遊び
人生でも建築設計でも、完璧を目指すことは当然である。 しかし、目指してもできるものではない。神のみぞなせる技だろう。 今は孫が近くを元気に遊び走り回っている。しょっちゅう親に叱られながら上手くかわしている。逃げと遊びであ… -
家は育てるもの
先日、10年ほど前のお施主さんから久しぶりに連絡があった。 そろそろ手入れも考えているとのこと。 「家は造るものでなく育てるもの」と言われたことを思い出したという。 言った本人がそのことを全く覚えていないことが申し訳ない… -
普通の幸せ
今までやってきた仕事だが、住宅の設計がなぜ必要なのかと改めて考えてみた。 その答えはつまるところ「家族の幸せの場づくり」をサポートすることではないかと思う。 幸せの拠点として、まずは最小のお金で最大の効果を出す。 最大の…