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来年の年賀状
今年もあとわずかとなった。歳をとると共にやたらと師走が早い。工事完成や暮れの挨拶回り、集金やボーナス、年賀状の手配などまさに師走である。 年賀状の表は、暮れに間に合った自宅近くの築200年越えの本棟造りの再生とした。いく… -
白セメントスプーン仕上げ
松本でクラッシックバレーを指導している先生の住まいの工事が今年の完成を目指して進んでいる。 大きなレッスンルームが付属しているので外壁の仕上げは白で統一して洋風モダンを目指した。既成の壁仕上げでは物足りないので、手作りで… -
神社の屋根葺き
2つの神社拝殿の改築工事が同時に行われてそのお手伝いをしている。 資料をめくったり宮大工さんに相談したりして何とか形になった。 その一つは蓑甲付きの千鳥破風で、もう一つは蓑甲付きの入母屋でいずれも馴染みの形である。屋根葺… -
焼き杉板作り
民家再生で外壁に焼き杉板と漆喰壁にする工事が進んでいる。特別な方法と思いきや、昔から西日本では外壁は焼いた杉で仕上げるのが普通だったらしい。杉の木は日本中何処にでもあり、値段も安く炭の表面なら長持ちもする。かの藤森照信先… -
ただ今民家再生中
いくつかの民家再生の工事がすすんでいる。まず建具を外し、それまでの床や壁を取り除くと古い柱や梁が見えてくる。時にはかなり腐ったり傷んだりしていてビックリしたり呆れられたりするがそれは想定内である。 まずこれらを根継ぎや取… -
案山子が動く?
「高遠は山裾のまち古きまち・行き交う子らの美しきまち」と謳われている城下町で風情がある。仕事に向かう途中の交差点のポケットパークに楽しそうに語らっているかの人々がいた。よく見ると案山子だ。 数日してまた通りかかると動いて… -
民家再生工事の餅投げ
木曽川の源流に沿った山裾に小さな民家集落があり、そこで再生の工事がすすんでいる。昔から家造りでは、建前時には必ず親戚縁者や近所中が集まり、上棟式をしてお餅を投げてお祝いをしたが、今はほぼやらない。民家再生工事でもやらない… -
民家の話
住宅設計、それも主に木造の仕事で45年、今まで450件の仕事をしてきた。その4分の1の120件程が民家再生であるが、まもなく齢70になる。 再生という行為はその都度同じようなことを繰り返してきただけであるが、やる度に予想… -
平出の民家
所長の川上の自宅からほど近い場所で、民家の再生工事が始まっています。 塩尻市の平出という集落で、現在も本棟の民家が多く建ち並んでいますが工事を行う民家はその中でも特に古く、江戸時代末期頃に建てられたそうです。 古い年代の… -
助かった民家その後
移築再生の目処がたった本棟づくりの古民家が丁寧に解体中である。 気になって何度も見に行くと、再利用の古材には番付けがなされ手際よく活きばらしが進んでいる。土壁や床を剥がし、屋根が取れるとその木組みが圧巻である。 足元には…