ブログ
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二つの三角屋根
東京の国立駅の近くで民家風のレストランの計画をしていて、 その打合せで現場に伺った。 国立駅舎はトンガリ屋根が印象的で、 正面広場から真っ直ぐに伸びた桜並木道と相待って何ともいえぬ風情であった。 駅舎の建て替えによって取… -
小さな民家
諏訪湖の東南には八ヶ岳がなだらかで広い裾野を持って田畑が続いている。 中に古い集落が点在し、そこの小さな空家の民家の相談があって見に行った。 細く曲がりくねった道の辻辻には道祖神やお庚申さまなどが祀ってあり、 近くには縄… -
下小屋
この仕事をして40年を越えた。木造の住宅が多い。 今でこそ図面は何とか描けるようになったが、 造ってもらうには職人さんとのコラボが欠かせない。 図面ができるといよいよ夢をカタチにする始まりだ。 先ずは製材所と大工さんの加… -
愚痴 その1
今年は民家の仕事が少ない。 昨夜、国営放送の番組の歴史秘話ヒストリーで法隆寺を取り上げていた。 その美的・文化的・歴史的・技術的…素晴らしさと保存の意義を 様々な角度から捉えていた。 『先ずは歴史を残してこそ新しいものが… -
恩師の出版記念
新年早々我が恩師、降幡廣信氏の「降幡廣信の世界」 という分厚い写真集が建築資料研究社から出版された。 建築写真家の第一人者の一人である秋山実氏が、長年撮り溜めてあった建築写真の中から 厳選した… -
石か・根か?!
山間の宿場町で宿のお風呂を直している。 現場に着いて車を降りると足元にヌシが待ちかまえている。 石と木の根なのだが、どれが石なのか根なのか…。 とにかく守り神の如く睨みつけている。 余計なことをするなという様に。 チョッ… -
師走である
令和元年も師走となった。この時期が一番憂鬱だ。 いくつかの工事完成引渡しが迫る中で、忘年会、設計完了や集金、賞与の様なものの手配、 お歳暮配り、年賀状の手配、暮れの挨拶回り… 年末は何かと慌ただしい。 師走とはよく言った… -
川清掃の看板が…
台風19号の自然災害は想定外のひどさだった。特に川の下流での氾濫による水害は。 しかし昨今の異常気象は想定外とは言えないほど頻繁に災害を引き起こす。 上流の水路も影響しているのだと思いながらの通勤途中、ふと脇にある看板が… -
インターンシップの感想
インターンシップはとてもおもしろくって楽しかったです!いろいろな経験をしました。 私はたくさん家を見て、たくさんスケッチをしました。建築現場に行って工事を見ました。 このインターンシップを通して古民家をよりよく知ることが… -
ドイツからインターンシップの学生が
季節は秋となったが仕事は続く。 大学生はまだ夏休み中だが、その期間を利用して ドイツから日本に留学中の女子学生が我が事務所に研修に来ている。 日本語の勉強を兼ねて我が家や所員の家にホームステイして、直接田舎の生活や文化に…