ブログ
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戸隠奥社の杉並木
急に思いたって戸隠神社の奥社に出掛けた。その日はたまたま中社での岩戸開きの神事の日だった。聞きしに勝る杉並木の参道は長かったが、御利益は確信した。 川上 -
助かった民家
解体される民家が運良く移築再生される予定になった。 松本の東南の山裾の広大な敷地に堂々と佇む本棟づくりの民家、廻りは離れや門や庭園、そして蚕室や土蔵群がお寺の伽藍の様に整然と健全と佇んでいる。普通の民家ではない。 かつて… -
かつて再生したその隣の民家再生を
35年前、山梨県の甲斐駒ケ岳の裾野に広がっている集落の民家の再生のお手伝いをした。当時は未熟でお施主さんにかなり迷惑をかけたが、それを大切に使われ、子育ても終え、退職をしてから村の区長や寺総代など、地区の要職を務めていた… -
今年もインターシップの学生来たる
コロナ禍でも大学も春休みとなり、今年も数人の学生が自発的に事務所研修に来た。木造、特に民家再生の設計手法を学びたいというもの。昨今は設計希望の学生が少ない中で嬉しいことだ。 自分の為ではなく、世の為人の為に貢献するべく力… -
巷のカモフラージュ
立春とは言え寒さが堪える。それでもあちこち出かけなくてはいけないが、何とも感心するものに出くわす。 郊外にある遊技場の立駐の近くに家並みの綺麗な集落が?。 実は立駐のフェンスをペンキで三角に塗りわけただけ。振り返ると梓川… -
遺作
昨年の暮れ、同い年で長年お世話になったステンドグラス作家の仲間が急逝した。 奇しくも最後になった仕事が改築された教会の十字架とバラ窓のステンドグラスだった。 時が過ぎ先日厳かに献堂式が執り行われたが、数日して牧師さんが感… -
民家の相談
最近、空き家になって久しい二つの民家の相談があった。 一つはとりあえず購入したがどうしたものかというもの。 もう一つは高齢の一人暮らしで後をどうしたものかというもの。 共に田舎にあって立派なものだが、寒い、暗い、汚い、使… -
看板建築の街歩き
先日松本の看板建築を見て回るガイドをした。 看板建築とは50年程前に名付けられた商住一致の建築で、通りに面した全面だけが看板の様に華美にデザインされた木造2階建ての建物である。街中の古い商店街で首をあげて歩くと沢山目に入… -
菩提寺の再生
長年相談のあった歴史ある菩提寺の本堂の耐震改修と庫裏の再生の工事が終わった。 庫裡は住職の仕事場でもあり住まいでもある。接客用のお座敷も続いている。宝物のほかに書物もたくさん保管している。こちらは幸運にも耐震診断はクリア… -
国立市の地ビールレストラン
東京の国立市で自社製の地ビールを出すレストランの工事が間もなく完成する。お施主さんは地元の名士で、かつては造り酒屋であったため、壁もきっちりしっくいで仕上げ、酒屋のイメージを大切に酒蔵と町家の集合を木造で目指した。お施主…