ブログ
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山里の土蔵再生
松本を流れる女鳥羽川の上流、北東の山裾には小さな集落が残っている。 かつて、村人はそこで山仕事と養蚕を生業として生計を立てていたが、今は街で働き里山を住まいとした兼業農家が多い。 曲がりくねった細い山道に沿って数件の家屋… -
つばめが巣を作りました
事務所のポーチの軒裏につばめが巣を作りました。 所員が下を通ると親つばめが可愛い顔をのぞかせます。 下を通られる際はご注意ください。 -
大きな葬儀
先日仕事で大変お世話になった御主人が早世され、葬儀に伺った。 混雑が予想されたため30分程前に着いたのだが、すでに会場周辺は車や人で溢れていた。 何とか喪主に一礼をして受付を済ませ入ることが出来た。 正面には遺影を置き、… -
辻邦生山荘見学会
40年以上前に軽井沢の三笠別荘地に建てられた、作家の辻邦生山荘(設計:磯崎新)を見学。 文学に造詣の深いお施主さんから勧められていたのですが、ようやく機会にありつけました。 過去には磯崎さんの作品集で故・宮脇愛子のアトリ… -
再生を待つ茅野の民家
築100年、使われなくなって30年、都会からIターンのご夫婦が茅野市郊外の空き家を購入されて再生の相談があり、計画が進んでいる。 遠く八ヶ岳を望む高台に建つ農家住宅で、周りに畑のある広い敷地には池を挟んで土蔵と蚕室造りが… -
無意識
木と地域と伝統に拘って、特に民家に拘って設計を続けて、いつの間にか40年。 ところが極まるどころかいつまでも中間点である。 過去は未来のためにある中で、生きる今が一番で、それが新しさで、未来につながる仕事としてやってきた… -
家と庭
一昨年、安曇野の街中の交差点脇に土蔵を再生した二世帯住宅をお手伝いした。 交通量が多く、赤信号で車が止まるたびに目が合うような状態であったが、ようやく庭をつくることになった。 石や木材は穂高からこの蔵を移築して再生工事を… -
村の花見
わが住処のある平出村は山裾にあり、有史以来湧き水によるため池があり、そのおかげで5000年も続いている。 池の周りには桜が植えられ、桜が咲く頃は毎年そこに村人が集まり花見を楽しんだものだった。 しかし昨今は花より団子で町… -
『第19回 国宝松本城夜桜会』開催中
桜の満開を少しすぎた松本城では、引き続き『第19回 国宝松本城夜桜会』が開かれています。琴・尺八の演奏や桜のライトアップで春の雰囲気がみちあふれる中に、お茶席も設けられていて、今晩、1年ほど前からお茶を習い始めた私も裏方… -
古材のチカラ
木造建築は用と美の空間造りであろうが、文化としてみれば恐らく日本が最も優れているのだろう。 世界中に様々な木造はあるが、其々風土に根着いて長い時間をかけ醸成され、その土地のカタチとして今に至っている。 しかしこの国のよう…