卒業設計コンクール
日本建築家協会では、この時期、設計を志す若者を応援するべく全国各地で学生の卒業設計コンクールを行なっている。
長野県も1ヶ月前に松本で行われたが、先週末は新潟で行われ、長野から審査員として出かけた。
新潟は遠い…。
会場には沢山の模型や図面が並べられ審査を待っていた。学生時代の集大成として自分でテーマを探って自分で答えを出し、具体的なカタチを発表するものだ。
当時の自分を思い出して懐かしい。とはいえ審査員が審査されている気分だ。奇を衒わずあたりまえに考えた末の独特な形や一生懸命さを評価する。答えは未熟な中にも微笑ましいものが目を引いた。中に長野県出身の学生がいて、お母さんの義母への介護負担を減らそうと、自宅の民家再生に取り組んでいるものがあった。
仕事柄チョット辛口の批評をしたが、他の審査員が高い評価をして、銅賞の他に特別賞も貰ってホッとした。
こういう機会は今後も続けていきたいものだ。
川上