かわかみ建築設計室

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教会の模型

現在、松本市内にある教会の計画を行っています。

住宅街の中にある教会で人々の実生活に近いことから、宗教建築の厳かさだけでなく、人々の生活の中に溶け込んだ親しみやすさが感じられる佇まいを目指しています。

これまでたくさんの時間をかけながら、お施主様とプランの話合いを行ってきましたが、外観のイメージをしっかりと共有するために模型を制作しました。

はじめは、屋根をグレーで考えていましたが、錆止め塗料の赤色(くすんだ朱色のような色)に変更することにしました。

 

赤色の屋根

 

長野県松本市の新築の教会

最初はグレーで検討

 

教会のコンセプトが『山の教会』ということもあり、山小屋の印象的な赤い屋根をイメージさせることや、
現在の教会も赤色の屋根のため、その色を引き継いでイメージカラーにしたいということ、日本らしい赤色(ベンガラ)からも着想を得ました。

模型をつくってみると、お施主様に見せて理解していただきたいと思うだけでなく、自分自身、教えられた通りに図面を描いていた中でしかイメージしていなかったものが、今後自分がどのような完成形を目標にして図面を描いていくのかしっかりとイメージすることが出来ました。

模型制作中

教会の完成はまだ先ですが、この建築がお施主様をはじめ、地域の方々の生活の一部になっていくことが想像でき、今から楽しみです。

 

菅原

 

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松岡フラスコ
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