民家レスキュー隊活動開始
古民家再生が盛んになってはいるが一般化した工事にはなっていない。
特に地方の過疎地ではごく普通の民家は見向きもされず放置されている。
昨今の主流である機能的で合理的な建物を否定する訳ではないが、
名もない古民家こそ宝の山で価値が潜んでいるゆえ、
それに当たり前に目を向けることが本来であろうと確信している一人として活動を開始した。
ちょっとした相談や連絡から直ぐに見に行って、その大切さを伝える。
時には再生プランを提案したり、お金の話の前に手当てもする。
同時に理解する仲間を一人でも多くに声を掛けるなどなど・・。
今回は3軒の古民家に緊急処置をした。
まだ具体的に工事やお金も決まらなくても、まずはゴミ屋敷と化した不用物を片付けることや、明らかに不要箇所と思われる箇所を撤去する。時には自営で。
そして改めてその価値を自分も含め当事者に再認識してもらい、間違いなく新築以上の民家になることを強く説得する。新築以下の費用で新築以上の民家になることを。
現物を前にして説得すれば、殆どの施主が半信半疑でも前に進もうとする。
すると壊されると覚悟していた民家が希望を持って我々に対峙する。
そんな気がする・・。
一つでも多くの民家が救われ、ひいてはこの国の民家文化が継承されることを切に願って活動を開始する。
当然、多くの仲間の飛び入り参加も、ましてや情報だけでも大歓迎である。
川上