想定外
先週末、2年がかりで携わった民家の安曇野への移築再生が完了し、お施主さんと一緒に2日間の完成見学会をした。
設計に慣れたとはいえ民家の質や条件がいつもと違い、まさに渡り鳥が安曇野の地に降りたった様に蘇った。そのことを知って欲しいと地元の新聞社に連絡したところ早速当日の朝取材に来てくれて、翌朝の記事に載った。見学2日目である。
20人位は来るだろうと資料を30枚程用意したが、何と200人以上の老若男女の見学者でごった返した。想定外である。
資料も足りず、対応もできず、戸惑っていたお施主さんを前に大変な迷惑を掛けてしまうことに・・。
とはいえメディアの影響とこの時代の傾向として民家に興味がある人々がなんと多いことかとも。
手応えと共に、この大切さや手法が更に拡がることを願っている。
川上