かわかみ建築設計室

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師走である

令和元年も師走となった。この時期が一番憂鬱だ。

いくつかの工事完成引渡しが迫る中で、忘年会、設計完了や集金、賞与の様なものの手配、
お歳暮配り、年賀状の手配、暮れの挨拶回り… 年末は何かと慌ただしい。
師走とはよく言ったものだ。

それでも引渡しが出来る仕事は大小合わせて16件、内民家再生は5件。お陰様である。
忘年会では所員に印象に残った物件を聞くとやはり民家再生が多かった。

 

 

どんな仕事も全力投球で、関わった全ての人々の努力によって建築はできていくが、
特に民家は我々の努力だけではなく、時代を越えてきた何かが質を高めているように思う。

同じことの様だが何件やっても民家から教わることが多い。
民家再生の仕事を通してその事を伝え続けたい。

しかし昨今は古い民家を引き取ってもらえないかという話は多いが、
自力での活用の相談が減ってきた。
以前はよくあったが民家の嫁入り先はまず無い。

今後も民家に学ぶ家造りは変わらないだろうが、果たして来年も仕事があるのだろうか…

ともかく新年の年賀状は今年やった民家再生の佇まいを載せることにして、
先日カメラに納めて来た。

来る年が良い一年であります様にと祈りながら。

 

川上

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松岡フラスコ
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