ブログ
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二つの土蔵の再生
今年は二つの蔵が再生できた。 一つは老舗の味噌屋さんの味噌蔵の店舗に、もう一つは繭蔵の移築再生でそれを使ってワイナリーにというもの。 共に規模としては大きいがどちらも築100年は経っており、かなり痛みも進んでいた。 しか… -
土蔵改修の斡旋
15年程前、安曇野の歴史ある穂高神社の隣で和風住宅の改築をお手伝いした。 その際、庭にも手入れが入ったが、庭先の古い土蔵は傷んだまま手つかずだった。 どんなお宅でも今どうなっているかは気がかりなものである。 とくに五月晴… -
入社式と歓迎会
当事務所もいつの間にか30年を超えた。 所員もその都度入れ替わってきたが今年は二人の新人が来た。 小さい事務所なので歓迎の食事会はやって来たが、 共にやっている仲間もいて少し人数も増えたり、 事務局の助言もあって敢えて今… -
ヨロビとフリク
民家再生の仕事が続いている。かつては新築が多かったが今では古民家の相談の方が多い。 今はブームなのか、何時も当たり前のしごとになればいいのだがいい傾向だとも思う。 ところで築100年を超える民家は流石に傷んでいる。長い間… -
差萱(さしがや)
33年前、当時小学校6年生の長男の卒業記念に 校庭に平出の復元家屋の小さいものを 保護者と卒業生皆で造って学校へ寄付した。 茅葺の仕事は思ったより大変だったせいか 懐かしくてその後も定期的に30年間 手入れをしてきたが、… -
民家の相談アレコレ
民家再生の仕事をして40年を過ぎた。勿論新築の方が多いがそれも民家に学ぶ家造りである。今まで450件、内150件程が民家再生で300件が新築となる。『民家レスキュー隊』を名乗ったおかげかここに来て民家の相談が増えた。相談… -
想定外
先週末、2年がかりで携わった民家の安曇野への移築再生が完了し、お施主さんと一緒に2日間の完成見学会をした。 設計に慣れたとはいえ民家の質や条件がいつもと違い、まさに渡り鳥が安曇野の地に降りたった様に蘇った。そのことを知っ… -
民家レスキュー隊活動開始
古民家再生が盛んになってはいるが一般化した工事にはなっていない。 特に地方の過疎地ではごく普通の民家は見向きもされず放置されている。 昨今の主流である機能的で合理的な建物を否定する訳ではないが、名もない古民家こそ宝の山で… -
今年も師走となり…
今年も既に師走。とにかく一年が早い…。年内に引き渡す予定が遅れて年を越してしまう仕事の言い訳を…。 集金・支払い・お歳暮・年賀状の手配。暮れの挨拶回り…。それに加えて今年は特別にも地元の区長で、引き継ぎの段取りもある。 … -
布引観音
晩秋の小諸城懐古園を散策した帰り道、天台宗の山寺にある布引観音を参拝した。 全体が巨大な一枚岩とおぼしき崖の路を杖を頼りに登ること20分、息が切れてもうダメかと見上げると、小さなお堂が巨大な岩に抱え込まれて鎮座している。…