巷のカモフラージュ
立春とは言え寒さが堪える。
それでもあちこち出かけなくてはいけないが、何とも感心するものに出くわす。
郊外にある遊技場の立駐の近くに家並みの綺麗な集落が?。
実は立駐のフェンスをペンキで三角に塗りわけただけ。
振り返ると梓川越しに安曇野が広がり、
遠くに北アルプスの山並みが連なっている。
またロードサイドの焼肉屋さんが木陰の中に建っている?。
ではなくて塀に隙間を空けたり、
枝を垂れ下げて葉陰をペンキで描いてあるだけ。
また松本城のお堀の柵がシラカバと栗で素朴に出来ている。
そう言えば40年ほど前からそのままだ。擬木の出来がいい。
古くなって苔が着いたり汚れたりでホンモノに見える。
小林秀雄の『人が自然を模倣する。から、自然が人を模倣する。』
の言葉が思い出された。
お金がなくてもここまではやらなくてはと気合が入った。
川上