ドイツからインターンシップの学生が
季節は秋となったが仕事は続く。
大学生はまだ夏休み中だが、その期間を利用して
ドイツから日本に留学中の女子学生が我が事務所に研修に来ている。
日本語の勉強を兼ねて我が家や所員の家にホームステイして、直接田舎の生活や文化に触れている。
主に木造の日本建築を学びたいという。熱心なものだ。
英語は通じるが、分からないところはボディーランゲージで何とかやっている。
畳の生活やご飯や味噌汁、箸の持ち方など、建築の学習よりこちらの方が大切かもしれない。
我が村の縄文住居や本棟造りの民家を見学したりお宮やお寺なども見て回っている。
また松本周辺の気に入った建物や景観をスケッチしている。
先日は工事中の木造教会の外壁の左官仕事をやって貰った。
予算の関係で信者の方々や我々設計事務所の所員も動員して行っている。
皆が均一に行うことは難しいので趣のある仕上げ方に工夫した。
また事務所では計画中のプランの内観パースをスケッチして貰っている。
なかなか呑み込みがいい。
約1ヶ月半居るのでいろんなことにチャレンジしてもらおうと思う。
すべての行為が建築に通じるので何をやっても学習になるのではないかと。