民家再生の仕事を続けて40年を超える。当初の試行錯誤からかなりの実績を積んで、自信も着いた。現在も仕事とは別に時々民家に関する相談がある。

価値があるのか？、壊して良いものか？、貰ってもらえないか？・・・。
今日も古い蔵を壊したいが勿体無いので『嫁入先』がないかとの相談があった。

おそらくどんな民家でも戦前のものだったら使えるし、新築以下の費用で新築以上の機能的にも文化的にも価値があると確信しているが、昨今は簡単には嫁入先は見つからない。話を聞くだけでもまず勿体無いのと残念さが込み上げてくる。

まずはその場所に伺って持ち主や建物に会いに行く。
そして使い勝手や悩みを聞くよりも、まずは直感で建物を評価して価値を伝える。
必ずやどこにもない貴重な価値を発見するから無念さはただただ大きくなるだけである。

ここに至って、兎に角民家のことなら何でもいつでもご相談に乗りますよ！という
『民家なんでも相談室』を立ち上げようと決めた。

ただこれは無償では続けられないので初見の実費（２時間１万円程度）と交通費があれば何とかなると思う。
無駄ではないです。是非気軽に相談ください。

民家の魅力を知って愛する全ての人にお伝えします。

川上