今年もインターシップの学生来たる
コロナ禍でも大学も春休みとなり、
今年も数人の学生が自発的に事務所研修に来た。
木造、特に民家再生の設計手法を学びたいというもの。
昨今は設計希望の学生が少ない中で嬉しいことだ。
自分の為ではなく、世の為人の為に貢献するべく力をつけるべき
とのウンチクを話した後、
早速解体移築の民家再生工事の様子を見学に加工場にむかう。
たまたま居合わせた民家再生の第一人者の降幡広信氏から直接話が聞けた。
設計もさることながら、職人は特に木の癖と当時の職人の心意気や
腕前と対峙するという素晴らしい体験ができる機会だと諭された。
その後アルプス山麓にある施主の山の木も使う為、
2年前に伐って保管してある木材の製材の様子を見にいく。
アカマツやカラマツである。
今でこそ珍しい進め方で設計者以下皆苦労は多いが、
やり甲斐のある仕事であることを伝えれればと思う。
川上