今年は二つの蔵が再生できた。

一つは老舗の味噌屋さんの味噌蔵の店舗に、もう一つは繭蔵の移築再生でそれを使ってワイナリーにというもの。

共に規模としては大きいがどちらも築100年は経っており、かなり痛みも進んでいた。

しかし目的に適うべく試行錯誤と悪戦苦闘の末、何とか甦った。二つともお施主さんが国の事業再構築補助金制度を利用して再生工事が実現した。

古いものが生き返ったことは勿論、今後も時代を超えて生き続けることは間違いない。

それにしても歳とともに感慨深いものが増してくる。

もう少しこの仕事は使命としてやるぞ！という気分である。

川上