松本市S邸 揚舞工事
建物が浮いているのが、分かるでしょうか。
松本市で、土蔵造りの町家の再生が始まっています。
このお宅のある通りは、明治に大火事の被害に合い、一帯の町家が、外側の壁を土で塗り込めた 土蔵造り で建て直されたそうです。
時が経つにつれて少しずつ建物が更新され、今では土蔵造りは半分以下になってしまいましたが、こちらのお施主さんは、愛着のあるこの家を残して住み続けたいと、以前からご相談をいただいていました。
構造もできる限り現行の建築基準法のレベルに届くよう、いったん建物を持ち上げ、基礎をしっかり打つことにしました。
その様子が冒頭の写真です。
これから一ヶ月以上かけて、持ち上がった建物の下で、基礎を打っていきます。
関