里山が呼んでいる
今年は桜の咲くのが少し遅かった。
この分だとタラの芽もコシアブラも遅いと思い、早めのつもりで近くの山に向かうとタラの芽もコシアブラも既に無く、かろうじてコシアブラの取り残しを見かけるのみであった。
それでも日頃の運動不足を補おうと、あちこち藪の中を上に下にさまよい歩くと結構なコシアブラが採れた。
夕飯のテーブルに広げて女房に戦果を報告するも、興味を示すどころか、哀れみのまなざし。サッサとビニール袋に詰め込んで冷蔵庫に片付けてしまった。
また1週間もすれば里山のコシアブラが大きく育ち、採って採ってとボクを呼びに来る。
時はまさにゴールデンウィーク。山菜採りは大切な恒例行事なのである。
春の山菜天ぷらは、都会から来る子や妹夫婦の最高のおもてなしのはずなのだが。
川上
(その後、奥さんがちゃんとおいしい天ぷらにしてくれたようです。)