近代建築 上田バス見学会
7月1日(土)松本市歴史の里の主催で「松本の近代建築」の講座の一環で上田の近代建築を見学に行った。明治以降から戦前までのハイカラ建築あれこれである。
松本は近代建築の宝庫かと自負していたが、上田も松本に負けていない。
質も量もたっぷりある。学校、図書館、司祭館、教会、製糸場などなど。
美しさや懐かしさは当然として官民あげて大切に利活用している様子は松本以上だ。
中でも近代和風で木造の聖ミカエル教会には驚いた。
お宮のようなキリスト教会である。聞けば和風好みの司祭が宮大工に頼んで建てたのだという。これぞ日本の教会である。
日本にはこのタイプが2つしかないという。
もう一つは奈良にお手本があって、このために奈良まで見学に行って
図面まで頂いてきたのだという。
思うに日本は洋の東西を問わず咀嚼から発展させる文化体質を持っている。
これこそがこの国の創造のカタチであり世界に誇れる伝統だと思うのだが。
川上