学有林敷地の整備
わが故郷の小学校には70年前から学有林があり、動植物の自然観察や下草刈り、スケート場として利用してきた伝統がある。
近頃では草や雑木で荒れ放題となっていたが、そこに立つと55年前の小学校時代の記憶がよみがえってくる。
なんとかしなくては!と公民館で呼びかけて集まった仲間は、ほとんどがかつてのガキ大将で思い出話に花が咲いた。
相談の末「どんぐりプロジェクト」と銘打って、どんぐり林と水芭蕉を復活させようということになった。
この日は快晴で寒い。今年2回目の整備でカラマツの大木を切り倒すというもの。一人だけプロの樵がいて段取りを始めたが、
他の70才前後のおじさんたちはみなそれなりの支度で集まり、それぞれがどんどんと勝手に片づけにかかる。
火を焚く者、枝をチェーンソーで打つ者、運ぶ者、手伝う者・・・大木の根元に矢が入っていよいよ倒す時は皆で引き倒した。
連携や要領はよくても30分やって15分腰かけて休むというルーチーンである。
無理はしない、というより出来ない。
夕方3時には予定通り7本のカラマツはなんとか片付いた。
明日というより明後日の自分の身体が怖い。筋肉痛は2日後に出る歳になった・・。