かわかみ建築設計室

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2つの手刻み

今年も師走となり、とにかく一年が早い。

年内に上棟する予定の工事が同時に2物件あるが新年に延びてしまった。今ではめずらしい古材も再利用しながら、無垢の丸太と柱も使い大工さんが伝統的な墨付けと手刻みで丁寧に真剣にすすめている。昔からのやり方である。

プレカットの時代に出来る職人さんも少ないし、時間と手間がかかる。無垢の木材は鉄やコンクリートと違い全てクセがある。それを読み取って活かしながら手加減して刻むのだが、良心と技を獲得した本人しか出来ない仕事だ。

仕上がって暮らしてみると間もなく工事のお金以上の価値がある事に気づかされる。有難いことだ。

手刻みの様子
手刻みの様子(茅野市)
古材を再利用
手刻みの様子(池田町)
休憩中の大工さん
棟梁(父)・子・孫

川上

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松岡フラスコ
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