真冬の安曇野 民家再生
昨秋丁寧に解体された古民家が熟練された大工さん達の手によって再び建ち上がって来た。
再生計画に沿って古い木材の継手や仕口の加工や狂いを修正し、
そこへ新しい木材を補足加工して仮組みもして、ここまで約4ヶ月。
それでも予定より早く進んでいる。
まだ上棟まで後10日はかかる。
数日前の大雪をどかしてこの日は大黒柱の周辺が組み上がって来た。
設計図は描けても造る人が居なければ空想でしかない。
ありがたい事だ。
まだ雪の下に沢山の加工済みの古材が出番を待っている。
遠くに雪化粧の北アルプスが、作業の様子を屋敷林のすき間から見守っているかのようであった。
川上