東京の国立市で自社製の地ビールを出すレストランの工事が間もなく完成する。
お施主さんは地元の名士で、かつては造り酒屋であったため、
壁もきっちりしっくいで仕上げ、酒屋のイメージを大切に
酒蔵と町家の集合を木造で目指した。
お施主さんの希望で前庭を作る他に火の見櫓も建てたいとのこと。
何とか建築基準法の縛りをクリアして工事が進み、足場が取れた。



街中で少し浮いた気もするが堂々とした酒屋が現れた。
手軽で安価なものが溢れるこの時代に、こういうものに価値を認め、
お金を出してくれるお施主さんは貴重でありがたいと、感謝である。

川上