少子高齢化は問題なのか?
日本の人口は約1億2,700万人となり、それまでの増加から減少が始まった。
世界の人口が増え続ける中で、日本は未知の領域に入った。
社会福祉や経済力の低下で国力が落ち、すべてが大きなマイナスのスパイラルに陥っていくかのような報道が繰り返されている。
果たして未来は暗いのか?
いったいこの国の人口はどの位が適正なのか?それををまず想定して、その後に対策を立てるべきだと思う。
8,000万はどうだろう?
江戸時代の初めは1,000万人、明治の初めは3,000万人・敗戦後は7,000万人、そして70年経ったの現在、1億3,000万人になる寸前で減少が始まった。数年前は膨らむ人口に警鐘を鳴らしていたのにどういうことか?
人口が減れば隣に空き地ができて少しゆったり暮せたり、建物が減り建築の仕事も減るが、エネルギー消費も減る。何よりも環境が良くなるのではないかとさえ思う。
いったい人類の幸せとはどうあるべきかという根本的な問いかけを解決するべきであろう。
たとえお金が少なくても豊かさを実感できる暮らしを目指すべきで、あろう。
ブータン国では一人あたりの収入が日本人の50分の1であるにもかかわらず、人口の97%が幸せを実感しているという。
かつての日本もそうであって、欧米から羨ましがられた歴史がある。
つい150年ほど前のことである。
文明を追いかけるのではなく、文化の豊かさを再び求めればいいと切に思う。
この機会に舵を切っていけたらと願う。
未来は必ずしも暗いものではないと信じて。
川上