暮れの挨拶回り
2024年もあっという間に後わずかとなった。今年は所員も減ったり、仕事もはかどらずできつかった。それでも師走はいつも色々やることがあって気忙しい。
いつも通りに今年住まい造りでお世話になったり、年を越すお宅にと挨拶で廻った。
時代の変化に伴って少しずつまわりの景色が変わる中で、携わった住まいは完璧とは言えないが、少しでも「和」を感じるものとして残すことが出来た。
くる年も民家再生を中心に幾つかの仕事が待っている。
毎年同じような仕事だが、建築法令基準が厳しくなったり、いい建物が壊されたり、工費が上がったりでかなりやり難くなった。
一体この国の住まいの行方はどうなっていくのかという不安を考えずに、自分が出来ることをもう少しだが精一杯やっていくしかないと。大袈裟に言えば、世界中の人々がそれぞれ幸せに暮らすことができるように『この国の住まいのかたち』を求めてやるである。
今年はまもなく終わるが、来年が少しでもよくなることを目指してやるしかない・・・。
川上