かわかみ建築設計室

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村の花見

わが住処のある平出村は山裾にあり、有史以来湧き水によるため池があり、そのおかげで5000年も続いている。

池の周りには桜が植えられ、桜が咲く頃は毎年そこに村人が集まり花見を楽しんだものだった。
しかし昨今は花より団子で町に出て酒を酌み交わすようになった。

ここは日本の農村集落として貴重だということで重要伝統的建造物群保存地区に指定される予定だったが、一部の住民の反対で先延ばしになってしまった。

そこで仲間が集まって実際に満開の花の下で花見をしようと池の周りでやることにした。
ところが今年は例年になく早く桜が散ってしまい、葉桜の下となってしまった。

酒や漬物を持ち寄り手弁当の設えである。
天気は快晴。芽吹きの良い爽やかな泉の端である。

木漏れ日の下に集まった仲間は90代から2歳まで老若男女20名程。
自分も女房や息子や孫と参加した。

皆が勝手に動いてシートを拡げてベニヤ板でテーブルを作り宴会場が出来た。
趣旨説明や挨拶もそこそこに酒が入って桜ではなく、山菜採りや草刈り、近所の様子などの話に花が咲いた。

昼を挟んだ花見は酒と団子で腹ごしらえもして2時間半。酒も食べ物も無くなってお開きとなった。
来年こそは名実ともに桜の下で花見をしようとの約束をした。
この平出村は集まった皆にとって改めていいところだと思える花見となったようだ。

帰の途中、チョット山に寄ると、この時期しか採れないコシアブラが沢山採れた。
家族の者にはうんざりされたので、仕方なく近所に配ったらえらく喜ばれた。
山菜は天ぷらとして最高で貴重なのだが…。

次の日は所員にも持って行った。

川上

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