かわかみ建築設計室

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地域の力

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私の出身は南信の豊丘村という所です。
南信の直面する喫緊の課題としてリニア中央新幹線があり、豊丘村も通過します。
リニアを地域振興にどう活かすか議論が盛り上がる中で、建築家の隈研吾氏を招いた講演会が飯田で開かれました。
隈氏は新国立競技場で注目を集めていますが、飯山市文化交流館「なちゅら」など鉄道に関した建築を多く手がけており、どういう考え方でプロジェクトに取り組んでいるのか興味津々で会場へ足を運びました。

テーマは「地域の力」。
自らの建築事例を踏まえながら、地域の人、素材をいかに活用するかが、これからの建築には重要だというお話をされました。

特に印象に残ったのが、複合型市役所「アオーレ長岡」。
上越新幹線も乗入れる長岡駅前は、旧市街地共通の課題、空洞化に直面していましたが、市長の英断により駅前へ市役所機能を移転することになったそうです。
隈氏は地域住民が集まれるような土間空間を計画、材料も地元の素材(杉、和紙、染物)を活用して建築を創り出し、結果的に市の人口の何倍もの人が訪れ、街を活性化させている、ということでした。

翻って南信。
現状だと高速バスで東京まで4時間、名古屋まで2時間。
リニアが開通すれば東京まで40分、名古屋まで20分。
地元ではリニアのポジティブな面ばかりが強調されていますが、高速輸送のもたらすインパクトは非常に多面的なものになるはずです。

将来的に自分が地元でどういう役割を果たしていくべきか考えさせられる講演会でした。

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