かわかみ建築設計室

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アツムイ窯見学

先日、民藝協会でご一緒している窯にお邪魔してきました。
その名もアツムイ窯。池田町で、焼き締めをメインに親子で作陶をしていらっしゃいます。

お父様の森岡光男さんは、備前、萩、壺屋で修行なさった後独立し、良い土がとれるところを探して、松本平にたどり着いたそうです。

穴窯

窯の前では、個展に出す候補の器たちが、水漏れがないかチェックをうけていました

窯は穴窯。電気窯はもちろん登り窯よりも、同じ窯の中での個体差が大きく、自然の表情が味わえます。
特に私が好きなのは、灰を多めにかぶって緑味がかった自然釉となったもの。これぞ穴窯!と言いたくなる良さがあります。

蹴ロクロ

作業場風景。渡した板の下にもう一台ロクロがあります

作業場も見せていただきました。ここで光男さん、宗彦さん親子二人、並んでろくろを回しているそう。
なんと電動ではなく、蹴ろくろだそうです。
同じく蹴ろくろで、親子二人並んで作業する小鹿田焼の窯元では窓を背にするそうですが、こちらでは、美しい山並みが見える向き。

アツムイ窯
お宅の一角のギャラリーで作品を見せていただきました。
器はもちろんのことですが、糸魚川から移築なさったという、雪深い地域の梁組が見事。
お二人のお人柄のあたたかさと、見るべきものの多さに、思わず長居してしまいました。

10月には井上百貨店で個展があるそうです。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

陶芸展

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松岡フラスコ
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