かわかみ建築設計室

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今年も研修生が

今年も長野県内から進学し、県外の大学に在学中の学生が2人自主的に勉強したいと訪ねてきた。
其々別の大学に在籍とのことだが偶然にもタイミングが重なった。

春休みにも関わらず熱心なものだ。来るものは拒まずである。

まず試しに自宅の現状平面を調べてきてそれを手描きで作図し、それから今までの不具合や疑問を考え、リフォーム案を作ってみようという課題を出した。
つまりビフォーアフターだ。ところが現状平面図の手描き作業の具合が良くない…。

45年前の我々の時代とは全く違って、図面の描き方を丁寧に教わらずいきなりCADで図面を描くから無理もない。
そういう時代でないことは解っていても、まず姿勢、そして道具の使い方と描き方を教える。
早く、正確に、キレイにの三原則で何回でも描き直す。
黙々と製図板に向かう姿は微笑ましい。

なかなか楽な作業でないことが判ったはずだ。
とはいえこれは設計という仕事のほんの一部である。

先日、せっかく勉強に来たのだからと民家再生の現場と新築住宅と製材屋さんを廻った。

どんな感想だったかはわからないが、熱心に見学している姿に手応えを感じた。
ともかくこれから就職を見据えていい経験であってほしい。

 

川上

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松岡フラスコ
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